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アシュタンガヨガのある毎日
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自由なる境地

ヨガで目指すところは、
インド的に言えば解脱。
存在についてまわる苦から、
永遠に解放されること。

私たちにとっては、
今の、今生にある(であろう)、
苦しみから解放されること。

あらゆる縛りから解き放たれ、
まわりがどうあろうと、
いささかも振り回されず、
平安を保っていられる、
自由なる境地にいること。

大空を悠々と飛ぶ鳥のように、
大海を縦横に泳ぐ魚のように、

......ん? 
それはちと違うな。

端から見て自由に見えても、
実は敵から身を隠したり、
逃げたりしているのかもしれない。


睡蓮鉢のメダカを眺めていたら、
執拗にターゲットのメダカを
追いかけて突っついているのがいる。

追いかけっこのようにも見えるが、
どうにも悪意を感じてしまって、
気になって仕方ない。
自由なる境地_a0077315_19452536.jpg


これは住宅事情によるものかもと、
大きい甕に蓮を移して新居を作り、
3匹を引っ越しさせた。

おお、優雅で平和な世界。
自由なる境地_a0077315_19102353.jpg


が、睡蓮鉢のほうは、
あいかわらずいじめが激しい。

数年前にいた3匹のヒメダカは、
大きいヤツがいじわるだったので、
ジャイアンと呼んでいたのだが。
今度のワルはちっちゃいヤツ。

そこで、その1匹を、
豪邸に移動させてみたところ、
いきなり激しく体当たりして、
攻撃を始めたのだった。

平和な豪邸が突如修羅場に。

もはやコロシになりかねない。
攻撃を見かねて、そいつを、
もうひとつの小さい蓮鉢に隔離した。

そして、
3つの鉢がすべて平和に治った。


人間の思惑でこんなことすべきか?
という疑問が湧いてくるが、
それを考え出したら、
じゃあメダカは川に放流せよ、
という結論に至るので、
しばらくはこのまま様子見しよう。


メダカの自由は、
棲家の大きさではないし、
ヒトの自由も、
家の大きさや地位の高さではない。

ただし、
ヒトはヨガや禅を行ずることにより、
自由の境地を得ることができる。


......はっ!
ここまで書いたら、
人間は考えるメダカである
というフレーズが浮かんだ。

以前ブログに書いたじゃん。
http://chayoga.exblog.jp/18393572/

そして、
こんなことばかり考えてしまうから、
もうメダカは飼わないと思ったのに、
すっかり忘れてた。

あーん。

回り続けるおバカのサムサーラ......


by chayoga | 2017-06-15 19:55
アシュタンガCHAZEN
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